応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった

http://www.kawade.co.jp/img/cover_l/22505.jpg林順治著「応神=ヤマトタケルは朝鮮人だった」を図書館で借りました。
『読みました』じゃなくて『図書館で借りました』にしたのは、一応、最後までページはめくったのですが、「斜め読み」というほども読んでないから。
読むに堪えない。

そもそもタイトルが不愉快。でも気になるから借りたんですが。
別に、「応神=ヤマトタケルだ」と言ってることも、「彼ら(応神、ヤマトタケル)が朝鮮半島出身」と言ってることも不愉快じゃないですが、「朝鮮人」というのが不愉快。

こんなタイトルでは、彼ら(応神、ヤマトタケル)が現代の我々
(あるいは、現在の天皇『日本人』とは全く別の『朝鮮人』なる人種? 外国人?であるかのような印象を受ける。彼らが朝鮮半島由来の人であったとしても、我々の祖先なのであって、我々現代日本人と別の国の人でも別の人種でもない。

という悪印象を持って読み始めたからかもしれないが、極めて不可解・不愉快に話が進んでいく。
著者及び著者が信奉している石渡なる研究者の説が「真実」であるという文体が実に不愉快。
「~と考えればつじつまが合う」という感じの文体で書くべきことが「真相は・・・」だの「・・・と判明した」だのと自分達の説が真実と証明済であるかのような書き方。

ってことで、冒頭に書いた通り、ページを最後までめくったものの、ほとんど読んでない。
だからもしかしたら丁寧に読めば納得いく内容である可能性もある。

取り敢えず、著者らは、日本(の皇室)は百済系だけでなく、加羅系の二系列だったと考えているようです。