読書

英語が面白くてとまらなくなる感動のマスターマップ勉強法

小熊弥生著「英語が面白くてとまらなくなる感動のマスターマップ勉強法」を読みました。 著者は半年でTOEICが280点から805点になったとのこと。でも、当然のことながら並大抵の努力ではそうはならない。著者も狂ったように英語をやっていたよう。 この手の本…

4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した

マイケル・ボーンスタイン/デビー・ボーンスタイン・ホリンスタート著「4歳の僕はこうしてアウシュヴィッツから生還した」を読みました。 著者の一人のマイケルが4歳でアウシュヴィッツに収容され生還した人。そのマイケルの話と取材や調査で得た情報を基に…

同時通訳者のカバンの中

関谷英里子著「同時通訳者のカバンの中 ツールを使いこなせば英語力3割アップ!」を読みました。 カリスマ同時通訳者として有名な関谷英里子の本。「カバンの中」というのは彼女が使っている道具・ツールの意味で、どんなツールをどのように使っているかを書…

被差別部落の真実

小早川明良著「被差別部落の真実」を読みました。 日本で生まれて日本で育ち、初老を過ぎた今までずっと日本に暮らしていますが、にもかかわらずよくわからないもの、それが被差別部落。 被差別部落とは一体何?何故差別されている?今でも差別はあるのか?…

ナショナリズムから見た韓国・北朝鮮近現代史

木宮正史著「叢書 東アジアの近現代史 第4巻 ナショナリズムから見た韓国・北朝鮮近現代史」を読みました。 朝鮮半島の二つの国、韓国と北朝鮮についてよくわかります。統一国家を目指しているのかいないのか?ナショナリズムという観点から見ると、両国は…

「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由

田代真一郎著「「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由」を読みました。 著者は50歳から本格的に英語に取り組み始め定年後にプロの通訳になった人。 どうして英語に取り組むことになったのかという事…

[増補新版]抵抗者たち 反ナチス運動の記録

池田浩士著「[増補新版]抵抗者たち 反ナチス運動の記録 」を読みました。 サブタイトルの通り反ナチス運動についての本。 反ナチス運動をした個人やグループ、ナチスと宗教(カトリック、プロテスタント)、文学などが書かれています。

姑の遺品整理は、迷惑です

垣谷美雨著「姑の遺品整理は、迷惑です」を読みました。 一人暮らしだった夫の母が急死して部屋の片付けに行く望登子。なんで一人暮らしのくせにこんなにたくさんのものを溜め込んでいるのかと怒ったり苛立ったり呆れたりしながらも、遺品を処分していかない…

本当の英語力をつける本

マークス寿子著「本当の英語力をつける本」を読みました。2003年に発売されたちょっと古い本なのですが、すごく良い本でした。 英語の勉強法の本と誤解されそうなタイトル(…と言っても勉強法が載っていないわけじゃないので誤解は言い過ぎか)ですが、もっ…

ホロコーストの現場を行く ベウジェツ・ヘウムノ

大内田わこ著「ホロコーストの現場を行く ベウジェツ・ヘウムノ」を読みました。 「小学生上級生から読める」とのことで、大きな字で読みやすくてあっという間に読み終えました。 ナチスの強制収容所、絶滅収容所と言えば、アウシュビッツが最初に思い浮かぶ…

ヒトラーに抗した女たち~その比類なき勇気と良心の記録~

M・シャート著「ヒトラーに抗した女たち~その比類なき勇気と良心の記録~」を読みました。 タイトルの通りで、ナチス時代のドイツでヒトラーに抵抗した女性の話。 う~ん・・・、読みにくい。全然頭に入って来ない。原文が悪いのか、訳文が悪いのか・・・ …

朝鮮戦争論 忘れられたジェノサイド

ブルース・カミングス 著「朝鮮戦争論 忘れられたジェノサイド」を読みました。 アメリカ人がアメリカ人のために書いた本。 アメリカ人は朝鮮戦争のことをよく知らないそうです。「知られざる戦争」「忘れられた戦争」なのだそうです。 アメリカ(と韓国)が…

82年生まれ、キム・ジヨン

チョ・ナムジュ著「82年生まれ、キム・ジヨン」を読みました。 韓国で100万部突破の大ベストセラー小説です(‘82년생 김지영’ 100만부 팔렸다, 한겨레)。 興味深い小説でした。 フェミニズム小説と言われていますが、韓国の(そして日本にも当てはまることが…

昨夜のカレー、明日のパン

木皿泉著「昨夜のカレー、明日のパン」を読みました。 第11回本屋大賞2位の作品。 若くして夫に先立たれ、亡くなった夫の父と二人で暮らすテツコさんとその周囲の人に関するオムニバス小説。 すごくいい小説でした。 温かくて、感動的で、おもしろい!素敵な…

Lily ――日々のカケラ――

石田ゆり子著「Lily ――日々のカケラ――」を読みました。 「とてもアラフォーとは思えないきれいさ!」と思っていた石田ゆり子もアラフィフになり、しかも未だにとてもアラフィフとは思えないきれいさを誇っている。 その石田ゆり子のエッセイ集。写真が多いの…

ゾフィー21歳──ヒトラーに抗した白いバラ(新版)

ヘルマン・フィンケ著「ゾフィー21歳──ヒトラーに抗した白いバラ(新版)」を読みました。 ナチスに抵抗した「白バラ」グループのゾフィ・ショルについての本。ゾフィの姉のインゲへの聞き取りをまとめたものらしい。 最近、白バラに関する本を二冊(正義の…

ゲッベルスと私

映画『ゲッベルスと私』予告編 ブルンヒルデ・ポムゼル/トーレ・D. ハンゼン著「ゲッベルスと私―ナチ宣伝相秘書の独白」を読みました。 ナチス・ドイツの宣伝相だったゲッベルスの秘書だった女性が当時のことを語ったドキュメンタリー映画を(基に?)本にし…

かがみの孤城

辻村深月著「かがみの孤城」を読みました。本屋大賞受賞作ということで아내が図書館に予約を入れて、かなり長い間待ってやっと来た本です。私はこの本のことを全然知らなくて特に興味なかったのですが、本屋大賞で何か月も待つような本なら…と読んでみました…

ナチスに挑戦した少年たち

フィリップ・フーズ著「ナチスに挑戦した少年たち」を読みました。 デンマークがナチスに支配されたときに、ナチスに抵抗した中学生くらいの少年たちの話。 デンマークはナチスに支配されたといっても、穏やかな支配のされ方だったようです。デンマーク側も…

ホロコースト 女性6人の語り部

大内田わこ著「ホロコースト 女性6人の語り部」を読みました。 アウシュビッツからの生還者のヘレナ・ニヴィンスカさん、ベルリンアンネ・フランクセンター責任者のベロニカ・ナームさん、ベルゲン・ベルゼン国立記念博物館広報責任者のステファニー・ビルブ…

わたしはホロコーストから生まれた

バニース・アイゼンシュタイン作・画「わたしはホロコーストから生まれた」を読みました。著者は両親がともにアウシュビッツに収容されていたとのこと。その両親の話や両親との関係などが書かれたエッセイ(?) 2008年ドイツ児童文学賞最終ノミネート作品と…

「白バラ」を忘れない

早乙女勝元著「母と子でみる 「白バラ」を忘れない―反戦ビラの過去と今と」を読みました。 3章構成で、1章が現代日本で起きた反戦ビラ配布有罪事件、2章がこの本のタイトルになっているナチス・ドイツで反戦ビラをまいた白バラの話、3章が総括とでもいうべき…

明治維新という過ち【改訂増補版】

原田伊織著「明治維新という過ち【改訂増補版】 日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト」を読みました。 我々が学校で習ってきた明治維新前後の歴史は勝ち組による記述であり、実際に起きたこととは大きく異なったきれいな記述になっているという視点から…

ヒトラーの絞首人ハイドリヒ

ロベルト・ゲルヴァルト著「ヒトラーの絞首人ハイドリヒ」を読みました。ナチス親衛隊(SS)の国家保安本部長官として、ゲシュタポのトップに君臨し、ユダヤ人や非ゲルマン人撲滅を進めた人物だそうです。 分厚い本で読むのが大変でした。 それにしても、ナ…

隣国への足跡

黒田勝弘著「隣国への足跡 ソウル在住35年 日本人記者が追った日韓歴史事件簿」を読みました。 韓国ウォッチャーの黒田勝弘が日韓関係に関わる"事件"について解説というか、考えを述べた本。 黒田勝弘の本はたいていおもしろいが、この本もやはりおもしろい…

置き去り サハリン残留日本女性たちの六十年

吉武輝子「置き去り サハリン残留日本女性たちの六十年」を読みました。 戦後、サハリンには多くの日本人と朝鮮人が取り残されました。この問題は前からすごく気になっています。特に、朝鮮人はまさに今話題になっている「募集」や「徴用」で日本政府が連れ…

韓国ふしぎ旅

小竹裕一著「韓国ふしぎ旅」を読みました。 立命館アジア太平洋大学で日本語教師をしている著者が韓国を旅行して感じた韓国や韓国人について書いた本。旅行記のような形式を取った韓国・韓国人論のような本。 第1章「魅惑の都」ソウルへの旅 第2章「儒教のメ…

左京区桃栗坂上ル

瀧羽麻子著「左京区桃栗坂上ル」を読みました。 瀧羽麻子の左京区シリーズ。京都市左京区にある某大学の某寮に住んでいる大学生の恋愛話。 このシリーズは、この大学付近の地理を知っている者であれば、知っている地名や知っている店(具体的に店名は書かれ…

ちょっと今から仕事やめてくる

北川恵海著「ちょっと今から仕事やめてくる」を読みました。 全く予備知識なく読んだんですが、映画化もされたベストセラー小説でした。 軽い小説なので、さらさらっと読めました。 ちょっとウルウル来るところもあり、全体として温かい内容。 「ちょっと今…

コーヒーが冷めないうちに

川口俊和著「コーヒーが冷めないうちに」を読みました。 何かでこの本のことを知って内容を全く知らないまま図書館に予約を入れました。それが去年の10月。1年以上待ってついに本が来ました。 「4回泣けます」という文字を見て、「時給三〇〇円の死神」のよ…