太白山脈태백산맥 第一巻白い花という名の巫堂
趙廷来著「太白山脈태백산맥 第一巻白い花という名の巫堂」を読みました。
この本はずっと読みたいと思ってて、去年の12月に図書館で借りて読み始めたところで、急遽引越が決まったため読めず・・・
やっと読めました。
なんと全10巻。しかも第一巻だけでも400ページ以上あるという超大作。まだまだ先は長い。
でも、おもしろくてやめられない!!どんどん先が読みたくなる本です。
第一巻は1948年の筏橋が部隊です。筏橋?どこ?って感じですね。私も初めて聞きました。ポルギョ(벌교)と読みます。順天の近くの町です。
1948年で順天とくれば、韓国近現代史に関心がある人ならピンとくるでしょう?麗水・順天事件です。全羅南道で起こった左翼と右翼の「戦争」です。
第一巻はこの事件のときの話です。
左翼が町を占拠し、金持ちや地主を殺害しまくるんですが、数日で右翼(=韓国)が巻き返し、今度は左翼を殺害しまくる・・・
えげつないです。
知り合いの配偶者がこの辺り出身なので、配偶者の両親や祖父母は大変だったんじゃないですか?ってメールしました。そしたら、配偶者からもその両親からもそんな話は聞いたことないっていうちょっと拍子抜けな返事でしたけど・・・
それはともかく、この小説は、この後、朝鮮戦争へと続く、左右両陣営の闘い/戦いを描いた小説で、この先が本当に楽しみです。
あと、韓国時代劇でよく耳にする「~そばん(서방)」(官職のない庶民男性の姓につける『さん』)とか「~てく(택)」(出身地地名につけて女性を呼ぶ)ってこの時代もまだ使われてたみたいです。遠い昔の呼び名かと思いきや・・・
ところで、この本は原書ではセリフが全羅道方言で書かれてるんだそうです。
日本語訳ではそれを出すために
「もちろんでやす」
などとしてるんですけど、う~ん・・・って感じ。
そう言えば、慶尚道のイントネーションはわかるけど、全羅道の方言ってどんな感じなのか全然知らないわ・・・
慶尚道の方言は「黄金のりんご」でさんざん聞いたから。
あんまり好きじゃないです、慶尚道사투리
この本はずっと読みたいと思ってて、去年の12月に図書館で借りて読み始めたところで、急遽引越が決まったため読めず・・・
やっと読めました。
なんと全10巻。しかも第一巻だけでも400ページ以上あるという超大作。まだまだ先は長い。
でも、おもしろくてやめられない!!どんどん先が読みたくなる本です。
第一巻は1948年の筏橋が部隊です。筏橋?どこ?って感じですね。私も初めて聞きました。ポルギョ(벌교)と読みます。順天の近くの町です。
1948年で順天とくれば、韓国近現代史に関心がある人ならピンとくるでしょう?麗水・順天事件です。全羅南道で起こった左翼と右翼の「戦争」です。
第一巻はこの事件のときの話です。
左翼が町を占拠し、金持ちや地主を殺害しまくるんですが、数日で右翼(=韓国)が巻き返し、今度は左翼を殺害しまくる・・・
えげつないです。
知り合いの配偶者がこの辺り出身なので、配偶者の両親や祖父母は大変だったんじゃないですか?ってメールしました。そしたら、配偶者からもその両親からもそんな話は聞いたことないっていうちょっと拍子抜けな返事でしたけど・・・
それはともかく、この小説は、この後、朝鮮戦争へと続く、左右両陣営の闘い/戦いを描いた小説で、この先が本当に楽しみです。
あと、韓国時代劇でよく耳にする「~そばん(서방)」(官職のない庶民男性の姓につける『さん』)とか「~てく(택)」(出身地地名につけて女性を呼ぶ)ってこの時代もまだ使われてたみたいです。遠い昔の呼び名かと思いきや・・・
ところで、この本は原書ではセリフが全羅道方言で書かれてるんだそうです。
日本語訳ではそれを出すために
「もちろんでやす」
などとしてるんですけど、う~ん・・・って感じ。
そう言えば、慶尚道のイントネーションはわかるけど、全羅道の方言ってどんな感じなのか全然知らないわ・・・
慶尚道の方言は「黄金のりんご」でさんざん聞いたから。
あんまり好きじゃないです、慶尚道사투리