ピョンヤンの夏休み わたしが見た「北朝鮮」

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柳美里は私が大好きな作家です。
この本はたまたま図書館で見つけて読みました。

サブタイトルの通り、柳美里北朝鮮に行って見たこと、体験したことを書いた紀行エッセイです。

北朝鮮というと、なんだか得体のしれない不気味な国という印象ですが、柳美里の目を通して見た北朝鮮…というか北朝鮮の人はごく普通の人です。

私は4年半前に行くまで韓国に対しても得体のしれない不気味な国という印象を持っていて、実際行ってみたら、出会った人たち(韓国人)は、ごく普通の人で、「韓国人も我々(日本人)と同じように感じたり思ったりする同じ人間なんだ!」と思いましたが、この本を読んでやっぱり同じように思いました。「北朝鮮の人も同じ人間なんだ!」
もちろん、韓国は自分が直接経験したことで、北朝鮮柳美里の経験を読んだという決定的な違いはありますが。

北朝鮮に行ってみたくなりましたが、まぁ一生行くことはないでしょうね・・・



고향의 봄-조수미(김환기 그림)

この本に出てきた歌です。고향의 봄(故郷の春)。

나의 살던 고향은 꽃피는 산골
복숭아 꽃 살구 꽃 아기 진달래
울긋불긋 꽃 대궐 차리인 동네
그 속에서 놀던 때가 그립습니다