産む、産まない、産めない

http://bkmkn.s3-website-ap-northeast-1.amazonaws.com/9784062154314/9784062154314_l.jpg甘糟りり子著「産む、産まない、産めない」を読みました。

この本、多分、読書メーターで知ったんだと思う。誰かの感想を読んで図書館に予約を入れたような気がする。数か月前に。
昨日、やっと借りられたんですけど、本を開けた瞬間に思ったのが「あ、小説だったのか」でした。
予約入れたのが数か月前なので、そのときどう思って予約を入れたのかもう記憶にないですけど、本を開くときは、ジェンダー論関係の本だと思ってたんです。タイトルからしてそんな感じでしょ?

感想ですけど、すごくよかった!
タイトルの通り、出産に関わる短編小説集なんですけどね、なんか、読みながらウルウルするような話ばっかり。

シングルマザーで子どもの父親にも告げることなく産む人、伝統ある商家の嫁で跡継ぎを産むために不妊治療に励むもとうとうできず挙げ句に子宮体癌になってとどめをさされる人、胎内で子どもが亡くなってしまう人・・・色々な人が描かれてます。